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食あればワインあり、友あればスピリッツあり 2025年6月

食あればワインあり、友あればスピリッツあり 2025年6月

××月××日 北海道産ワインのクオリティーを再確認

日本ワインのクオリティーは益々上がっており、飲むたびに驚きでいっぱいになります。その一つが北海道二木町にある、NIKI Hills Wineryです。海外のワインコンペティションや、勿論サクラアワードでも今年はスパークリングのPROPOSE ROSE SparklingとHATYUYUKI Sparklingの2アイテムが受賞しました。そしてそのワインを楽しむ会が、アンダースのレストランザ・ラヴァンで開催されました。虎ノ門ヒルズの最上階にあり、開放感のあるカジュアルな雰囲気ですが、本格的なヨーロッパ料理を基本としながらシェフのインスピレーションによるオリジナリティーを感じさせる料理が出てきます。勿論ワインはソムリエコンクールで日本代表になった森覚ソムリエが監修し、アメリカのワイン雑誌ワインスペクテーターRestaurant Awards 2024でAwards Excellence賞を受賞するなどワインとペアリングスタイルも楽しめます。お料理はカリフラワーのスプーマの上に飯蛸の柔らか煮そして、クロオリーブと柚子のドレッシングの調和が素晴らしい前菜。続いてハマチクルード。クルードはイタリア語で「生」を意味し、生のまま食べる魚介類や肉料理に使われる言葉です。お刺身のようなものでオリーブオイル、塩、胡椒、柑橘類のジュースなど、シンプルな調味料で味付けされます。今回の柑橘系はケルナー種の特徴を生かしたスパークリングに合わせてグレープフルーツが使われました。最後はサーロインのグリル、レアに調理されたサーロインに焦がし葱ビーフジュがとても良く合い、メルロ2022との相性を十分に楽しみました。最後まで料理とワインのすばらしさ、そして夜景を楽しみながらの楽しいひと時であったことは言うまでもありません。仁木町はまだまだ雪深く春はまだ遠い。

××月××日	北海道産ワインのクオリティーを再確認

××月××日 心にしみるフォアグラと熟成したソーテルヌに酔いしれる

好きな食材は沢山ありますが、世界の三大珍味で私が好きな順番は?と聞かれると、1位がキャビア、2位がフォアグラ、3位はピエモンテの白トリフです。その中でフォアグラは生をさっと焼いて塩と胡椒で頂くのも好きですが、最近はテリーヌを食べることが多くなりました。その場合も甘いソースではなく、塩と胡椒が基本です。そして、やはり合わせるのはソーテルヌが一番です。しかもそれが熟成したワインであれば申し分ありません。今回は2008年ヴィンテージですので、既に17年が過ぎていて色は褐色を帯びた濃い琥珀色になっていました。このワイン、20年ほど前に田崎ソムリエがワイン好きの50名をメンバーとして、特別にブレンドしたワインです。ソーテルヌだけでなく色々な著名シャトーのワインを樽熟成の時にブレンドしたものです。今日のワインは1級のシャトー・ギローです。ソーテルヌは熟成によって甘さを感じなくなり、逆にワインとしてのバランス、そして長い余韻を感じるようになります。口中でとろけるフォアグラとの相性はアルザスのゲヴュルツトラミネールの他にはなかなか感じることがありません。今回はこれに続いて多くのワインと料理をいただきました。メインディッシュはピレネー山のアニョ・デュ・レ(乳呑み子羊)のモモ肉と背肉を塊でグリルし、その醍醐味を十分に楽しむことができたのは勿論、合わせたスペイン産リベラ・デル・ドゥエロ・グラン・レゼルバとの最高の相性でした。料理が6コースとデザート、ワインが7アイテムの贅沢なひと時でした。

××月××日	心にしみるフォアグラと熟成したソーテルヌに酔いしれる
田辺由美 プロフィール (JSA認定 シニア・ワインアドバイザー)