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食あればワインあり、友あればスピリッツあり 2025年1月

食あればワインあり、友あればスピリッツあり 2025年1月

××月××日 サクラアワード受賞イタリアワインとリストランテsezのコラボレーションディナー

東京元麻布に開店1年ほどのレストランsezがある。池田ソムリエは田辺由美ワインスクールの優秀な卒業生。そして、若い後藤シェフは和食と寿司で修業を積んだ後、イタリアンレストランのシェフとなった。『和とイタリアンは旨味の表現方法が似ている』が理由とは面白い。 ワインは品質重視のインポーター、舶来葡萄酒商会のイタリアワイン。しかもすべてサクラアワード受賞アイテムである。最初にフランチャコルタが2種類、Ronco Calino BrutとLe Quattro Terre Satén。合わせた料理は高知県から届いた海鮮。カルパッチョというよりお刺身そのものであった。そしてボンゴレビアンコと続いた。 さすが和食を知ったシェフであった。和食のテイストを楽しんでいると、突然フォカッチャが現れ、ああやはりイタリアンと思った瞬間、次はウナギの炭火焼にスライスしたパルミジャーノ!ワインはここで赤に変わりLanghe Nebbiolo 2022。数日でマセラシオンを終え、その後は果汁だけを発酵させる。香りがよくタンニンが穏やかでエレガントなスタイルになっている。ウナギのために造られたようなワインであった。最後は蝦夷鹿のローストと和牛とフォアグラのソティーにトリュフソース。久々にグルマンの料理であったが、うま味を大切にした料理でボリューム感よりも癒しを感じた。今回の締めは、ADEO Bolgheri Rosso 2022とAmarone Della Valpolicella 2012。ともに女性醸造家のワインというより作品といった方がよいかもしれない。非常に洗練された美しいワインであった。 今回感じたのは、イタリアンは和食!フランチャコルタは見事に刺身によく合う!そして女性醸造家万歳!であった。
〈sez〉 東京都港区元麻布3-10-2 VENT VERT 2F

××月××日 サクラアワード受賞イタリアワインとリストランテsezのコラボレーションディナー

××月××日 サンマは炭火焼に限るそして日本酒かワインか?

今年はサンマが大量かつ大振りで脂がのっていてとてもおいしい。庶民の魚の復活です。しかし問題は炭火焼き。七輪を持っている家庭はほとんどないだろうから、自宅では難題である。そこでお願いしたのが、よく通うワイン居酒屋。軽いお刺身の後に炭火の香りが漂うサンマが提供された。そのついでにとラベルにサンマが描かれた岩手県紫波町の紫波酒造店の特別純米 廣喜が出された。何とも可愛らしいラベルであった。そして、やわらかでふくよかな味わいにすっかりとりこになった。『米の旨味』にこだわり古くて新しい醸造方法で生酛系の「酸基醴酛(さんきあまざけもと)」造りを南部杜氏女性第一号の小野杜氏が仕上げたお酒であった。続いて、ふんだんの北海道つぶ貝を軽くマリネした一皿にはチリのEcheverria BAKAN シャルドネを合わせた。私がチリにはまった最初のワイナリーで何度も訪問した思い出のワイナリーである。

××月××日 サンマは炭火焼に限るそして日本酒かワインか?
田辺由美 プロフィール (JSA認定 シニア・ワインアドバイザー)