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食あればワインあり、友あればスピリッツあり 2026年8月

食あればワインあり、友あればスピリッツあり 2026年8月

××月××日 アスパラガスはホワイトかグリーンか?

シンプルにアスパラガスをいただくためには、当たり前ですが新鮮なことです。最近はレストランでは、飛行機でフランスやベルギーから送られてくるアスパラガスだけでなく北海道産が出回るようになり、5月の定番になってきています。北海道の採り立てのアスパラガスをシンプルに茹でていただくのは最高です。今年も、大好きな札幌のイタリアンでその1本をいただくことができました。私は茹でたての爽やかな香りをまずは楽しみます。口に含んだ時の最初に感じる青い野菜らしい香りは旨味の印と思っています。根元の方はゆっくりと口中で咀嚼すると、ほんのりとした旨味(甘さ)が出てきます。頭の部分(穂先)の方が少しほろ苦い風味があり、それぞれの味わいを楽しめます。合わせたワインはこのところはまっている、シャンパーニュ・アトン。アスパラガスに合わせるワインは、結構しっかりしていて、ミネラル感のあるワインが合います。シャンパーニュ以外ですと、ドイツのシルヴァーナ、オーストリアのグリューナ・ヴェルトリーナなどがお勧めです。北海道産のワインですと、ケルナーが良いですね。ヨーロッパでいただくときは、ほとんどが白のアスパラガスです。クリーム系のバターソースが多いのですが、私はそのままバターだけで食べることも好きです。家庭では、日本の食卓に欠かせないマヨネーズが良く合いますね。茹でる時には皮を薄く剥いて、少し牛乳を加えて茹でると、独特の苦みが緩和されます。続いて北海道の山菜の定番、「行者ニンニク」です。最近は東京のスーパーでも求めることができるようになりましたから、びっくりします。ニラのような味わいで、スタミナ食として子供の頃から食卓にあがっていました。海老と一緒に唐揚げ(フリッター)した、これもまたシャンパーニュに良く合います。最後は私のリクエストで鹿肉のラグーン。北海道の春を満喫しました。 北海道はライラックの季節となりました。

アスパラガスはホワイトかグリーンか?

××月××日 積丹のジンでオーセンティックなギムレットを楽しむ

北海道の南西部に位置する積丹半島は、約200万年前に火山活動によって創られた半島で、毎年7月には「天狗の火渡り」が行われます。名前の由来で、積丹半島のボタニカルを使用したのが積丹ジンです。このジンを使ったカクテル「ギムレット」。名前の起源は、イギリスの海軍医のギムレット卿が提唱した飲み方と言われているカクテルです。AIによると、「当時イギリス海軍の艦内ではジンが配給されていましたが、ジンの飲み過ぎを懸念したギムレット卿が健康維持のためジンにライムジュースを混ぜて飲むよう提唱したとされています」とのことです。ジンは北海道の積丹産の「火の帆」を使用。ライムジュースの酸味によって、アルコールの強さを感じなく、数杯は飲めてしまう、素敵なカクテルです。さて、これではギムレット軍医の提唱とは反対に、飲みすぎてしまいますね。 カクテルは人物名が多いですね。調べてみるとなかなか面白くはまってしまいそうです。次回は「鉄の女」と言われた英国首相サッチャー氏のニックネームのカクテル「アイアン・レディー」に挑戦したいです。

積丹のジンでオーセンティックなギムレットを楽しむ
田辺由美 プロフィール (JSA認定 シニア・ワインアドバイザー)