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食あればワインあり、友あればスピリッツあり 2026年6月

食あればワインあり、友あればスピリッツあり 2026年6月

××月××日 ボルドーワインと北海道の食材の饗宴

北海道は食材の宝庫と言われていることは既に有名だ。そしてそれ以上に私が楽しみにしているのは、その食材をどのように調理するかです。食材も単に海や山の幸の第一次産業素材だけではなく、チーズやハム、ジャムなどの加工品の品質向上も目覚ましい。そして、最近は北海道産小麦を使ったパン類も多彩になりとても楽しみになっています。本日は、最中の皮に包まれた春野菜とバラそしてトッピングにキャビアが載ったサラダがアミューズとしてサーヴィスされた。続いて海の幸と白葱のブレス、季節を彩ったサクラの燻香が嬉しい海マスのポワレ。北海道の海マスは脂がのり、味わい深い。ここまでの料理にはシャンパーニュ・ジャクソン・キュヴェ748エクストラ・ブリュットとシャトー・モンブスケ2017の白を合わせた。先日他界したミッシェル・ロランがエノログとしてコンサルしたサンテミリオンのシャトーである。白は珍しいが、ソーヴィニョン・ブラン60%、ソーヴィニョン・グリ30%、そしてミュスカデルとセミヨンを各5%ブレンドした、ボルドーらしい白であった。オーセンティックな白がサンテミリオンから出てきたのも、ミッシェル・ロランの力量によるのだろう。さて、赤に移る。士別産サフォークラムのアピシウス風ロースト、そして白老黒毛和牛の網焼き、黒トリュフとマッシュルームのパテ、最後は春のチーズと題して、リコッタイシカリーナ(羊乳)、ペコリーノイシカリーノ(羊乳)、石狩ブルー(牛乳)全て北海道石狩産のチーズで〆ることになった。チーズのクオリティーは既にヨーロッパに達しているといっても間違いない。とても奇麗な2024年、プリモパラテューム・ミトロジア2004グランレゼルブ・ソーテルヌで宴が終わった。

〈ニューオータニイン札幌〉 北海道札幌市中央区北2条西1丁目1-1

××月××日 ボルドーワインと北海道の食材の饗宴

××月××日 その日のランチはトリッパとロゼワインで始まった

ランチにフレンチを食べるときは夜の宴が入っていない日を選ぶようにしている。そして嬉しいランチが始まった。最初のアミューズは素朴にリエットが出てきた。大好きなおつまみで、この先が楽しみとなった。軽くシャンパーニュをいただき、次はトリッパのトマトソース煮込み。頻繁に食べるわけではないが、このレストランのお勧めとあれば是非トライしたくなった。ロゼはテヌータ ディ ベルグァルド、テヌータ・マッツェイ家が、マレンマ地区で創り出した、サンジョヴェーゼ、シラーからのワインで深みのあるイタリアらしいしっかりとした味わいであった。そして、季節の白アスパラガス。この時期はフレンチ、イタリアンとアスパラガスが多く出回り、それぞれ楽しい演出で楽しみな食材です。メインディッシュに選んだのは野菜がふんだんに使った仔牛のロースト。バターソースがワインを引き立ててくれた。南フランスの2023コスティエール・ニーム・マ・デ・ブレサンドであった。

〈d’ici〉 東京都港区南麻布5-2-40

××月××日 その日のランチはトリッパとロゼワインで始まった
田辺由美 プロフィール (JSA認定 シニア・ワインアドバイザー)