シャンパーニュという名の「本物」を供する矜持

華やかな夜の世界において、飲み物の選択肢は無数にあります。
時代の移り変わりとともに、目を引く演出や新しいスタイルのお酒が次々と現れては消えていきました。
しかし、どのような時代にあっても、けっして揺らぐことのない「聖域」があります。
それがフランス・シャンパーニュ地方が生み出す、唯一無二のスパークリングワイン―「シャンパーニュ」です。
シャンパーニュの「価値の正体」とは?
数世紀の時間を味わうという、究極の贅沢。シャンパーニュが他のいかなる泡とも一線を画す理由。それは、厳しい法律や広大な畑の管理、そして何年にもわたる沈黙の熟成期間にあります。その土地でしか生まれないブドウの個性を、職人が極限まで引き出し、数百年前から続くメゾンの哲学がその一滴に凝縮されています。 グラスに注がれた瞬間に立ち上る繊細な泡は、単なる演出ではありません。それは、造り手たちの執念と時間が溶け込んだ芸術品。この圧倒的なストーリーこそが、お客様を非日常の時間へと誘う最大のきっかけとなります。
「本物」を供するということ
お客様の中には、まだシャンパーニュの本当の価値を知らない方もいらっしゃるかもしれません。だからこそ、プロであるお店側が何をセレクトし、どう勧めるかが重要になります。 単に提供するだけでなく、キャストやスタッフの方が自分の言葉で語れること。その知識と情熱こそがお店の格を決定づけます。 「本物を知るお客様」を増やすことは、お店の未来の資産を増やすことと同じ。シャンパーニュを軸に据えた接客は、店全体の品格を一段上のステージへと引き上げます。

ワイナリーロゴの十字について
各ボトルのラベルにデザインされている十字は、ランソン・クロスと呼ばれています。創業者フランソワ・ドゥラモットの息子が11世紀に設立された慈善団体・マルタ騎士団に所属していたことから十字のマークがロゴとして使用されるようになり、のちに再デザインされました。 現在も、自由な精神や優しさ、おもてなしの象徴とされるランソン・クロスには、メゾンの伝統と歴史が詰まっています。
ランソンの歴史
1760年、シャンパーニュ地方の都市ランスにおいて、フランソワ・ドゥラモット氏が創業したランソン。以来、家族経営を軸に260年以上の長い歴史を持つシャンパーニュメゾンです。 1900年には当時のイギリス・ヴィクトリア女王からロイヤル・ワラント(王室御用達)を授与され、長きにわたり親しまれてきました。また1977年にはイギリスを代表するウィンブルドン・テニストーナメントのオフィシャルシャンパーニュとなるなど、国内外で広く知られています。伝統を重んじる中でも常に新鮮な視点を持ち、2000年代には多額の投資で設備を一新。さらなるクオリティの高さを目指す中、飲み手への誠実さのこだわりもまたこのメゾンの特徴。一部商品ではQRコードを用いてブドウ品種の構成や産地、熟成期間などを公開しており、自信を持ってシャンパーニュの情報を提示しています。