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酒屋が惚れた一滴

酒屋が惚れた一滴

「高知のお酒といえば、スッキリとした淡麗辛口ですよね?」
毎日たくさんの日本酒に触れている私自身、心のどこかでそう思い込んでいました。でも、そんな固定概念を、最初の一口で鮮やかに、そして心地よく覆してくれたお酒があるんです。それが、高知・土佐酒造さんが造る「桂月(けいげつ)」です。

 出会いのきっかけは、あるインタビュー記事。そこで語っていたのは、酒蔵の職人さん……ではなく、元・外資系証券マンという異色の経歴を持つ松本社長だったんです。
「日本酒を、世界基準のロジックで再設計する」
伝統を心から大切にしながらも、高知県が開発した香り高い「CEL24酵母」の可能性を科学的に見つめている。まるで上質な白ワインのように、緻密に計算された「酸」のバランスを設計図に描いていく。その理知的でワクワクするようなお話に触れた時、「一体どんなお酒なんだろう?」と、居ても立っても居られなくなりました。  

期待と、ほんの少しのドキドキを胸にボトルを開けた瞬間。私の想像は、言葉にならない「感動」へと変わりました。グラスからふわりと立ち上るのは、、完熟パイナップルのような芳醇な香り。一口含めば、フルーティーで濃密な甘みがジュワッと広がって、すぐあとに凛とした美しい酸味が追いかけてきます。スッと消える後口も素晴らしい…  

また、洋食との相性も素晴らしく、バターや生クリームを使ったコクのあるソース。 スパイスをしっかり効かせたお肉料理。そんな重厚な一皿の脂や旨味を、桂月が持つ上質な「酸」が優しく洗い流し、お料理の美味しさをさらに何倍にも膨らませてくれるんです。ロンドンやパリの星付きレストランがこぞってワインリストに加えていると聞いて、「なるほど、これは納得だな」と深く頷いてしまいました。「日本酒は、もっと自由でいい」松本社長のその真っ直ぐな想いがギュッと詰まったこの一滴に出会えたことは、お酒を扱う者として、本当に幸せな出来事でした。

Keigetsu CEL24 Junmai Daiginjo 50 720ml
Keigetsu CEL24 Junmai Daiginjo 50 720ml

Keigetsu CEL24 Junmai Daiginjo 50 720ml

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